『光の手』を読んだら知れる7つのこと【バーバラブレナン】
こんにちは、フラワーエッセンスで心の旅のお手伝いをしているかなこです。
皆さんは、エネルギーやスピリチュアルなことをもっと知りたい、と思ったことはありませんか?
今回は、そんな方に「ヒーリングのバイブル」と呼ばれるオススメの本を紹介したいと思います。
それは、『光の手』『癒しの光』『究極の光の手』の3冊です。(とは言っても、それぞれ上下巻の2冊ずつあるので、正確には全6冊になります。が、便宜上「3冊」ということにしておきます。)
これらの本のすごいところは、人生で何度でも読み返せるところです。
この3冊の内、どの本も1回読んだだけで理解することは不可能です。
人生で自分の体験を深めながら、やっとこの部分に書いてあったことが理解できた・・・そして、別の体験をして、あの部分に書いてあったことが理解できた・・・というふうに読んでいく本です。また、自分の人生の体験が深まれば、同じ個所でもより深く理解できるようになります。
今回取り上げるのはこの3冊シリーズのうちの第1冊目『光の手』です。
『光の手』の歴史
『光の手』の著者はバーバラ・アン・ブレナン女史(1939年~2022年)です。彼女は『癒しの光』の中で「『光の手』を書き上げるまでに15年かかった」と言っています。
彼女は早朝にガイダンスを筆記していました。ある日、ガイダンスは彼女にライプライターを買うよう言いました。ガイダンスがあまりに速くなり、手では書きとれなくなっていたのです。そこで、ガイダンスに従ってタイプで打つことにしました。しばらくするとタイプでも充分ではなくなり、さらにガイダンスに従ってテープレコーダーを購入し、ガイダンスを録音し始めました。
これがのちに『Hands of Light』の原稿となるのです。
彼女は本の原稿を書き上げて12の出版社に持ち込みましたが、どこも断られてしまい、全財産をかけて自費出版します。
すると本は3か月で売り切れ、さらに1000部刷り足しました。
そして再度出版社に持ち込んだところ、バンタム社が原稿を買い取ってくれたのです。
こうして1982年に『光の手』の原書である『Hands of Light』が出版されたのです。
この本はバーバラが設立したBarbara Brennan School of Healing(BBSH)の入門書としても使われています。
日本では、最初の翻訳本は1995年に出版され、2021年には菅靖彦さんによる新訳本が出版されました。
私は1997年くらいに旧訳本を読んで、「この本に書いてあることをもっと知りたい!」と思い、BBSHに入学したので、当時、旧訳本を読めたことには感謝しています。
ですが、実は旧訳本は、間違って訳されている箇所や意味不明の文章があります。そのため、2021年に新訳本が出版されたのだと思われます。
ですので、旧訳本が古本として出回っていますが、購入はされない方がいいでしょう。購入される場合は新訳本の方がいいでしょう。(ちなみに『癒しの光』は装丁が変わっただけで訳は同じです。)
『光の手』を読んだら知れること
エネルギーやヒーリングの本はこの世にたくさん存在します。その多々ある本の中で、この本が特に素晴らしいのはどんなところなのでしょう。
この本を読めば知れることをまとめてみました。
①人間のエネルギーについて科学的に、ロジカルに知れる!
著者のバーバラ・アン・ブレナン女史は元NASAの科学者であり、同時にすぐれた透視能力者でした。
彼女は自分が視たオーラやエネルギーを、ただ「スピリチュアル的現象」として取り上げたのではなく、実験や文献を引用し、サイエンスの領域にまで押し上げました。
そしてまた、彼女はエネルギーヒーリングを医療と補え合えるものとしてとらえました。
医療の分野で活用するには、再現性(同じ手法で同じ効果がきちんと発現すること)が必要です。彼女はそれにチャレンジし、エネルギーやヒーリングの理論を体系立てて構築しました。それはブレナン・ヒーリング・サイエンスと呼ばれています。
『光の手』では、ブレナン・ヒーリング・サイエンスの一部が紹介されています。
7つのチャクラ、各チャクラに対応するオーラの7つの層、オーラの中のエネルギーブロック、人間の防衛反応(自分ではないものの地図)などなどエネルギーやそれに伴った心理状態に関するたくさんの事柄についてが扱われています。
ブレナン・ヒーリング・サイエンスは実際に体験して初めて知識となるものですが、この本はその入り口となるでしょう。
②チャクラの解剖学と生理学を知れる!
この本ではチャクラの形(解剖学)と働き(生理学)についてが詳細に書かれています。
「チャクラを開く」という言葉をよく目にしますが、どんなチャクラが「開いている」チャクラなのでしょう?開いたチャクラがなぜ良いのでしょう?
この本にすべて書かれてあります。
ブレナン・ヒーリング・サイエンスでは、開いたチャクラとは、体に向かってチャクラを見たときに、右回りにきれいな円を描いてまわっているチャクラのことです。
そして、私たちはチャクラを通して宇宙エネルギーフィールド(私たちが住んでいる空間)からエネルギーを取り込みます。チャクラが開いていると、しっかりとエネルギーを取り込むことができ、自分のエネルギーの体(オーラ)や肉体をしっかり養うことができます。
つまり、私たちが生きていくには、ごはんを食べるのと同じように、チャクラからエネルギーを取り込むことが必要なのです。
そしてまた、チャクラは私たちの意識(人生の領域)と関係しています。
チャクラが開いていて、しっかりとエネルギーを取り込めていると、そのチャクラに関連する意識は人生において充分経験できています。でも、チャクラが開いておらず、エネルギーを取り込めていないと、そのチャクラに関連する意識は人生での経験が限られたものになっています。
それぞれのチャクラがどんな意識(人生の領域)と関係しているかが、『光の手』には詳しく書かれています。
そしてまた、チャクラが歪んでしまうとその意識は人生においてどのように体験されるのか、チャクラの歪み方の違いでその人はどういう状態になるのか。
この本にはそういったことが詳細に記されています。
それらを知ることは、人生で「なんだか物足りない」「なぜかうまくいかない」などなどの悩み事の解決のヒントを知ることにもなるでしょう。
チャクラの概念は、フラワーエッセンス(ジェムエッセンス)でも出てきます。この本を読めば、チャクラについてより詳しく理解できるでしょう。
③人間のエネルギー(オーラやチャクラ)と心理状態の関係が知れる!
「赤いオーラは怒りを表す」などオーラの色と心理状態は結び付けられていますが、『光の手』上巻「第11章 セラピーセッションでのオーラの観察」では、それが詳細にカラーイラスト付きで書かれてあります。
私たちが歌う時、講義する時、瞑想する時、ドラッグを吸った時・・・オーラレベルでは何が起きているのでしょう。そしてそれは自分自身に、そして他の人にどんな風に影響しているのでしょう。
これを読めばオーラと心理状態の関係を知ることができます。
そして、目で見える以上のことが私たちのエネルギーレベルで起きているということがわかるでしょう。
それは自分自身をより理解することにもつながるのです。
④ハンズオンヒーリングの症例をたくさん知れる!
バーバラが実際におこなったヒーリングの症例をたくさん読むことができます。それによってハンズオンヒーラーがどんなことをおこなっているのか、ハンズオンヒーリングで何ができるのかがよく理解できます。
例えば、『光の手』下巻第25章に載っているデビッドのヒーリングでは、彼は原因不明の症状により、ひどく低エネルギー状態でバーバラのもとへやってきます。
ヒーリングをしていくにつれて徐々にエネルギーは回復し、幼少期から思春期の体験を振り返り、それがどのように今の彼自身に関係していたかが紐解かれていきます。
そして、ヒーリングが終了する頃には彼は「変容」し、彼自身のエネルギーも人間関係も以前とはすっかり変わったのです。(これから読む方のためにネタバレはあまりしないようにします)
このような症例を読んでクライアントたちの人生がヒーリングを受けて変化・変容していくのを知ると、読者である私たちも自分自身の人生のより大きな可能性というものを感じることができます。
彼らが変容したということは、私たちもまた変容する可能性を持っているということだからです。
本に書かれてある「クライアントがヒーラーのもとを訪れるときはいつでも悟りを求めている(病気の回復や問題解決だけではなく)」という言葉は「癒し」ということの真髄をついていると、私は思います。
⑤ハンズオンヒーリングの手順が知れる!
ハンズオンヒーリングを本だけで学んでおこなうことはできませんので、手順を知ったからといってそれでヒーラーになれるわけではありません。
ですが、手順を知ることで、「ハンズオンヒーリングとは一体どんなことを、なんのためにするのか」ということの詳細を知ることができます。
世の中にはたくさんのヒーリングの方法がありますので、一言で「ヒーリング」と言ってもそれがどんなことを指すのかわかりにくいです。ですが、この本を読めばハンズオンヒーリングの概要が理解できます。
ヒーリングに興味がある方、ヒーラーになることを考えている方にとって、この部分は大変興味深く読めるのではないかと思います。
⑥チャクラ体操やオーラを色でチャージするなどのワークの方法が知れる!
この本にはチャクラを開く「チャクラ体操」、経絡の流れをよくする「経絡体操」、オーラを色でチャージできる「カラーブリージング」などのワークのやり方が書かれています。
このような方法で自分のエネルギーをチャージすると、肉体やエネルギー体に元気がみなぎってくるだけでなく、人生にメリハリがつく、勘が冴える、必要なことが人生に起きていると意識できるようになる、などなど他のことも変わっていきます。
なぜなら自分のエネルギーは自分の人生に反映しているからです。
エネルギーを整えていくことは、自分の人生の新しい景色を見る鍵になります。
この本を読めば、その入り口になるワークのやり方を知ることができ、買ったその日から実践できます。
⑦ヒーラーの在り方が知れる!
ヒーラーとは、他の人の癒しを手伝う仕事であり、ヒーラー自身が癒しを経験した分だけ、他の人が癒されるのを手伝うことができます。
ですから、ヒーラーは自分自身を癒し、それを継続していくことが大切です。
癒しとは自分の内なる光に気付くことであり、ただただそれを体験することでもあります。その体験をするには自分の中で光が届いてないところに光をもたらす作業をすることです。
癒しに終わりはありません。なぜなら自分自身が終わることのない光だからです。
この本はその指南書になりえるでしょう。
まとめ
「『光の手』を読んで知れること」として7つの項目を挙げたのですが、これ以上に、まだまだたくさん知れることがあります。
この本の周波数をより高いものにしているのがへヨアンのチャネリングです。へヨアンとはバーバラのスピリチュアルガイドで、その名前には「何世紀にもわたって真実を囁き続けている風」という意味があるそうです。
よかったらみなさんも読んでみて、皆さん自身の「知れる!」を見つけてくださいね♪
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この記事を書いた人
かなこ。2001年BBSH卒業生。フラワーエッセンスプラクティショナー。薬剤師。フラワーエッセンスの講座、個人セッション、BBSHワークショップなどをおこなっている。>>BBSHワークショップについて見る