親ガチャってホント?【親ガチャの弊害】
最近若者が使っているのをよく耳にする「親ガチャ」という言葉。
今回はその親ガチャについて書いてみました。
親ガチャとは?
「ガチャ」というのは、硬貨を入れてハンドルをひねるとカプセル入りのおもちゃが出てくる販売機(カプセルトイ)のことです。また、その仕組みを模したソーシャルゲームのアイテム課金のことを指します。
カプセルトイでは、自分が欲しいおもちゃがプラスチックの容器越しに見えても、ハンドルをまわしてそれが出てくるかどうかは、わかりません。すべては運次第ですね。
親ガチャとは、それを親に当てはめた表現で、つまりは「子供は親を選べない」「良い親に当たるのも、悪い親に当たるのも運次第」という意味です。
これは真実でしょうか?
結論から言うと、これは真実ではありません。それどころか、こういう考え方には弊害があります。
それをこれから説明していきます。
子供は親を選んで生まれてくる

子供は親だけでなく、国や家庭環境や容姿などありとあらゆることを自分で選んで生まれてきます。
生まれる前に自分のガイド(導き手)と話し合い、それらは決められます。
それはなぜかというと、自分の人生のテーマを浮き彫りにするためです。自分がこの人生で学んだり、成し遂げようとしていることが達成できるように、その方向に自分が導かれるように、そのための的確なエネルギーを持てるように、全てを選んで生まれてくるのです。
この生まれるときの選択は、素晴らしく的確である、とも言われています。
現世的に見ると、あまり良いとは感じられない親や家庭環境だったりします。時には厳しい体験になることもあります。
ですが、そこには必ずその子供が「今世で達成しよう」「乗り越えよう」として持ってきているテーマ(課題)があります。
それは時に「カルマ」と呼ばれたりもします。
ですから、親が運次第、ということはありません。
最近では生まれる前の記憶を持った子供たちの発言も取り上げられるようになっていて、彼らは一様に「ママを選んで生まれてきた」「家族のことを上から見ていた」と言います。
このことからもわかるように、子どもは自分で親を選んで生まれてきている、というのが真実です。
ですので、親ガチャというのは真実ではない考え方ですし、それどころか、この考え方には弊害があります。
親ガチャの弊害
なぜこの考え方に弊害があるかと言うと、本当は自分で選んできているのに、「自分では選べない」と思うことによって、自分のパワーを手放してしまうことになるからです。
私たちは、自分の人生を創造するパワフルな存在です。その瞬間瞬間に選択をし、自分の人生の舵取りをして、人生を創り上げていきます。それは生まれる前から始まっているのです。
ですが、「親ガチャ失敗した(ハズレの親が当たった)」と言うことにより、自分以外の何かが自分の人生の鍵を握っていると宣言していることになります。自分は運命のいたずらに翻弄される弱い存在だと言っていることになります。
それは新しいパラダイムのテーマの一つでもある「自己責任」からも遠ざかっていきます。
自己責任とは、自分が体験してるものは自分が選んでいるから体験している、ということです。
私たちは、本当は、自分が思っているよりももっと力強く自分の人生を創りだせる存在なのです。
補足
「親ガチャ失敗!(笑」と日常生活で、冗談で言うのはおもしろいかもしれませんが、スピリチュアル的視点で真面目に書くと、こんな感じです。
この記事を書いた人

かなこ。2001年BBSH卒業生。BBSHオンラインワークショップリーダー。フラワーエッセンスプラクティショナー。薬剤師。フラワーエッセンスの講座、個人セッション、BBSHオンラインワークショップをおこなっている。