『この星の守り手たち』『入り組んだ宇宙』QHHT/ドロレス・キャノン
こんにちは、かなこです。
今回の記事はドロレス・キャノンの『この星の守り手たち』『入り組んだ宇宙』や彼女のYouTube動画の内容からです。
このブログは、サービスが終了してしまったブログからの引っ越し記事も含まれますので、フラワーエッセンスとイーマ・サウンドセラピーに関係ないのですが、ドロレス・キャノンのことを書き留めておきます。
ドロレス・キャノンとは
『この星の守り手たち』『入り組んだ宇宙』などの著者のドロレス・キャノンは、1968年から催眠療法を始めて、やっているうちに過去生退行になり、過去生に関する情報など何もない時代に手探りでセッションをおこない、QHHT(クオンタム・ヒーリング・ヒプノ・テクニック)という独自の方法をうみだした方です。
QHHTとは、ごく簡単に説明すると、セラピストの導きによってクライアントが自分自身のサブコンシャス(通常の「潜在意識」とは違うものなので「サブコンシャス」とここでは呼びます)にアクセスし、回答を得るという方法です。また、サブコンシャスにお願いし、ヒーリングをおこなうこともできます。
私がQHHTを受けて感じたのは、「あなたはこういう人です」とか「こういう過去生があったためにこうなっています」とセラピストに言われるのでなく、自分自身で体感できるために「腑に落ちる感」がより大きいです。
セッションでは、サブコンシャスからのメッセージを自分自身の口から言葉として発しますが、自分とサブコンシャスの間には言葉以外のコミュニケーションもおこなわれます。イメージとか体感とかです。
そして、その部分はとても大きいです。だから腑に落ちる感が大きいのかもしれません。
ちなみに、このQHHTの手法について、私が受けたセラピストさんが言われるには「自分がやってみて感じたのが、この手法は何重ものセーフガードが敷いてあって、省略できる手順はない。周りの変な存在などにアクセスしないようにきちんと安全性も考えられた手順になっている。本当によく考えられた手順だと思った」とのことでした。
ドロレスは1968年に初めてのセッションをおこない、そのクライアントがいきなり過去生のことを話し始めたのですから、それはもう、びっくりしたと思います。キリスト教には生まれ変わりの概念もないでしょうし。その時代、そういった資料はほとんど皆無で、すべて手探りだったというのはうなづけます。
その後、様々なクライアントから色々な情報を得ていくわけですが、その中には地球での過去生だけでなく他の星での記憶を持ったケースも出てきます。今ではスターシードとかワンダラーとかネット上に普通に載っていますが、当時はそれはもうびっくりしたと思います。
過去生とは

『この星の守り手たち』を読んでびっくりしたのですが、過去生はダウンロードできるそうです。私は、過去生というのは本当にその人が体験した人生なのかと思っていました。そうではなく、自分自身は体験せずに、ダウンロードすることができるそうです。それが本当に自分が体験した生か、ダウンロードした生かは誰にもわからないそうですが、それを教えてくれた存在は「それは問題ではない」と言います。ただ、本では「ダウンロード」という言葉ではなく「記憶の刷り込み」と表現されていました。でも、結局そういうことですよね。
魂が地球での生涯を終えると、その人生はアカシックレコードにたくわえられます。すると、それは誰でもダウンロード可能になるそうです。
ですので、「私の前世はクレオパトラでした」という人が何人もいる、という事態はおかしくないのです。誰かの人生を複数人がダウンロードすることが可能なのです。ただし、その人の個性によって少しアレンジが加えられるそうですが。
映画「タイタニック」が流行った頃、ヒプノセラピーを受けたクライアントで「私は過去生でタイタニック号に乗っていました」という人が結構いたそうですが、その人たちを足したら実際に乗ってた人数よりもはるかに多かった、という・・・。彼らがダウンロードしていたとしたら、その謎も解けますね。
カルマとは

自分がその過去生をダウンロードしたということは、何らかの意図を持ってしたはずです。それならば、カルマもそう言えるのではないでしょうか。自分自身はおぼえてないかもしれませんが。カルマとは自分が引き受けたテーマの一つなのかもしれない、と私は思うのです。
これはドロレスの本に書いてあったことではなく、私の考えですが、カルマとは、過去生で悪いことをした罰とか償うべきものではありません。スピリットに従った選択ができなかったときに、それを選択するまで繰り返し与えられるチャンスです。
だから何度でも同じ状況が繰り返されるのです。それは突破するために何度でも与えられるチャンスです。
私が思うに、過去生とは地球で生きるための参照であり、自分を内観するためのツールであり、それ以上でもそれ以下でもない、ということです。ですので、「私は過去生でこういう経験をしたから、今こうなっているのは仕方ないんだ」というのは、過去生の使い方としてはもったいないと思います。過去生は、今の自分をよりよく生きるために使えるものなのです。
3つの波
1990年代に参加していたワークショップや本などで「魚座の時代から水瓶座の時代へと移行する」「パラダイムがシフトする」「個が目覚める時代になる」「DNAの二重らせんを12の束に編成しなおす必要がある」などなど言われていて、その流れが自分の中でインディゴチルドレンにつながっているわけですが、それはまた私の中ではドロレス・キャノンの「(地球に生まれてくる人たちの)3つの波」ともつながっています。
ドロレス自身が3つの波について話している動画を貼っておきます。
ドロレスがクライアントとのセッションで得た情報によると、「地球で何かが(例えば何らかの発明、何らかのエネルギーなど)必要になって請われると、地球を見守っている存在から私たちに与えられる。そして、私たちには自由意志があり、彼らには『無介入』という絶対のルールがあるため、使い道は私たちに託される。そしてほとんどの場合、私たちはそれを彼らが与えた目的の通りには使わない。私たちはそれを武器などの否定的なものにしてしまう」と。
そして、1945年に地球人類は原爆を使ってしまいました。彼らは、地球人類が地球を壊してしまう恐れがあり、それは宇宙や他の次元にまで影響を及ぼす恐れがあるため、何か手立てを打つことに決めました。
が、「介入」はしたくない。ということで、「外から介入するのでなく、内から影響する」ことに決めました。
そこで、地球人類はカルマにはまって進歩できなくなってしまっていたので、地球に一度も来たことのない、カルマを積んでない純粋な魂を投入することにしました。創造神から一度も離れたことのない魂です。
ドロレスは彼らを3つのグループにわけています。その3つのグループははっきりした境界があるわけではなく、重なっている部分もあります。
第一の波の人たちは、開拓者で、一番つらい思いをした人たちです。
2010年の時点で50代後半くらいで、これがいわゆる「早く来たインディゴ」でしょうか。彼らはいつも「ここは自分のいる場所ではない」と孤独感を感じ、「早く家に帰りたい」という思いから、自殺までする人もいるそうです。
第二の波は、2010年時点で40代後半~30代。彼らは第一の波の人ほどは地球で生きるのが大変ではありません。なぜなら第一の波の人たちが道をつけてくれたからです。第二の波の人たちは、「何もせずにただそこにいてエネルギーを創り出していればいい(地球と人々の周波数を上げるために)」そうです。
そして第三の波は、今(約2010年現在)到着している子供たちです。私たちのDNAは今、地球の変化に合わせて変化していますが、第三の波の子たち、つまり新しい子供たちはすでにDNAが変化した状態でやってきています。ですので、地球の周波数の変化に合わせて適応する必要がないのです。もう新しい地球仕様の体でここへ来ているので。
これは、インディゴエッセンスの創始者アンさんが言われる「地球の環境がインディゴチルドレンに追いつくまで・・・」ということでしょうか。アンさんは言われます。「インディゴチルドレンたちはウインドウズ10のOSを持って生まれてきているのに、いざ生まれてみたら世界は古いOS(ウインドウズXPとか7とか)で動いていたんです」と。(今はもうWindows11の時代なのですが、ブログを書いた当時に合わせて、例えもそのままにしています)
そしてドロレスは言っています。「だから、子供たちを薬漬けにするのだけは絶対にやめるべきです」と。
その通りだと思いますし、私は子供に限らず、大人もそうだと思います。薬は必要な時もありますが、必要最低限で良いと思います。そして、あとはこまめにフラワーエッセンスやエネルギー調整でサポートしていければよいのではないでしょうか。
これからのテーマ
地球はどんどん新しい周波数に変わりつつあります。「インディゴチルドレンは古い体制を壊す人たち」と言われていました。古い体制を破壊するからこそ、その後に新しいものを創造していけるのです。
そして、その次の人たちのテーマは、私が数年前に聞いたのは「光と闇の統合」です。
コロナが始まってすぐくらいに聞いたときは「ふーん」と思っていましたが、それを念頭に置いて世の中を見ていって「なるほど~」と思いました。
コロナでSNSが普及し、それによって天国と地獄を一気に体験しやすくなってきている気がします。一昔前にはありえなかったくらい物事が進むスピードが速いです。
昨日まで知られていなかった人が、急にインフルエンサーとして有名になる。突然スポットライトを浴びる。
大人気のYouTuberが突然炎上し、謝罪動画をあげる。誹謗中傷を体験する。
大金を手にしたと思ったらちょっとしたことでそれを失ってしまうどころか、何億もの借金をかかえることになる。そしてまた、SNSを使ってその莫大な借金を返し切ってしまう。
など。ジェットコースターのような人生も以前よりも可能になりました。
まさに、光と闇。
その両方を体験しつつ、それらを自分の中に統合していく。次の世代はそんなふうにしてテーマを経験するのでしょうか。世の中の様相やツールが変わっていけばテーマも変わっていくのだなぁ、と感じています。
自分を信じるということは、それを行動すること
これはもうこの言葉のままですね。詳しくは書きませんが、QHHTで体験した過去生から、今世のテーマの一つはそれなのだと感じています。
痛みを学ぶ。QHHT事例

これは『入り組んだ宇宙』に載っていたエピソードで、ドロレスがQHHTをロバートにおこなったときのことです。ロバートは、当時、30代後半から40代前半のベトナム帰還兵で、様々な心身の不調に悩まされていました。
サブコンシャスによると、彼は「飽きっぽい性格で、困難を求めて地球にやってきた」と。彼は地球での体験(生まれた回数)はそう多くないとのこと。
そしてまた、彼は身体に痛みを抱えていましたが「痛みを理解することが地球に学びに来た目的でもある。痛みを理解するには肉体が必要なのです」と。
そして「この痛みは、彼が死ぬまでなくなることはないでしょう」「彼は痛みに耐えられるがゆえに、痛みを感じなければならないのです」とも・・・。
ドロレスが「それはちょっと残酷ではありませんか?」と尋ねると、サブコンシャスは「全然残酷ではありません」と。
これを初めて読んだときは、え?そうなの?と思ってしまいました。
どんなセラピストでもクライアントさんに痛みがあれば治って欲しいと思い、きっとそれを目指してセラピーをおこなうと思うのです。
それまでは「痛みも内側からのメッセージであり、そのメッセージを読み解いて生活を改善するとか信念体系を癒すなどすれば、痛みは改善していくものだ」と、思っていました。(もちろん思ったように改善しないケースもあるとは思いますが)
そしてまた、彼がベトナムに戦争に行ったことについては「彼が望んでしたことだったし、そうした経験をした方がいいと言われていたのです」(言ったのは誕生前のガイドからのアドバイスと思われる)、と。
そして、身体の痛みを和らげる方法については「彼が望むなら、自分のサブコンシャスに頼んで自然のエンドルフィンを使って痛みを和らげてもらうこともできる」という回答でした。
そこで、ドロレスはセッションの終わりに「痛みから逃れたいときはいつでもリラックスでき、サブコンシャスにエンドルフィンを出すよう頼む」という暗示をかけて彼のセッションを終えたのでした。もちろんそれは「彼自身がそれを望めば」ということです。サブコンシャスも「ロバート自身の協力が得られれば、そうする」と。
これは痛みに対する新たな視点が、私の中で加わったエピソードでした。痛みを体験すること自体が目的で、死ぬまで治ることはない、というプログラミングで生まれてきている人もいるのだ、という視点です。「死ぬまで治ることはないのかぁ・・・。まあ、そういう方もおられるかもしれないけど」と。
とは言っても、やはり痛みがあるというクライアントさんが来られたら、なんとかそれを和らげる方法を一緒に考えるのには変わりないのですが。ほとんどのセラピストさんは、そうなのではないでしょうか。
この記事を書いた人

かなこ。アラスカンエッセンス認定プラクティショナー。インディゴエッセンス認定プラクティショナー。イーマ・サウンドセラピスト。2001年BBSH卒業生。元薬剤師。フラワーエッセンス個人セッション、イーマ・サウンドセラピーをおこなっている。>>イーマ・サウンドセラピーのセッションについて見る