クライアント様のフラワーエッセンス体験談【自分の中のからくり①】
こんにちは、かなこです。
この記事では、私のセッションでのクライアント様の体験を書いています。セッションでご自分の悩みを観察し、自分がやっていたことに気づいた瞬間、大きなものがはずれていきました。
*この体験を記事にすることはクライアント様の承諾を得ています。
D様の悩み

D様の悩みは「他の人と一緒にいたら、その人に合わせてしまう」というものでした。相手をちょっと喜ばせることを言ったり、相手に合わせる行動をしてしまったり。そしてそれらは、本当の自分から少しずれている感覚がある、ということでした。
D様は「なので、自分は他の人と一緒にいるのがあまり好きではない」と言われていました。
彼女は本当の自分からずれている感覚が不快だったのです。他の人と一緒にいるとその不快感が起きるため、「それなら、他の人と一緒にいなければ、この不快感を感じなくて済むだろう」と結論付けていたのです。
ですが、本当にそうなのでしょうか?
それは外の世界をコントロールすることであり、実はそれは本当の解決にはならないのです。
さらに彼女は「相手に合わせてやったことというのは、自分が本当にしたかったことではないので、途中でやめてしまったり、中途半端に終わらせてしまったりするので、自分の達成というものがないんです」とも言われました。
セッションにて

そこでセッションでは、D様が他の人に合わせてしまう時に、D様自身に何が起きているかを見ていくことにしました。
ここで大切なのは、周りで何が起きていたのかではなく、自分の中で何が起きていたか、です。
セッションはいつもそうですが、この時点ではクライアント様も私もセッションで何が出てくるのか、どういう方向に進んでいくのか、まったくわかりません。私も、最初から結論がわかっていてセッションを進めるのではないのです。出てきたものを2人で観ていくのです。
私は、D様がマインドフルの状態になり、高い視点になって、その状況でのご自身を観るよう誘導しました。
するとD様本人が気づかれたのです。「あ!私、自分から看板を降ろしている!」と。
「自分は『これは自分です』と書かれた看板を持っている。それが、他の人に対面したときに、その看板を自分から降ろしています!」ということだったのです。
実は、他の人がいるから、そういう状況があるから、自分の不快感が引き起こされるのではなく、こんなふうに自分の中にからくりがあるのです。D様は見事にそれを発見されたのです。「自分から降ろしていた」と。
新しい選択

それがわかるとそこに新しい選択が生まれます。
「これが私です」と書かれた看板をこれからも降ろし続けるのか、それとも、上げたままにしておくのか。
それは「自分は看板を降ろしていた」ということに気づいたからこそ現れた選択肢です。
D様はそれに気づいた後「えー、自分、こんなことしてたんだ!そりゃあ居心地悪いよね。そりゃそうよねー」と何度もしみじみと言われていました。
私はそれ、すごくわかりました。自分で発見したときというのは、体感としてそれを感じるので、すごく自分に染み込んでくるのです。頭で知ったのとは違う体感があるのです。そして、そうやって感じて得たものは、戻らないのです。なくならないのです。
そして確実に変化を起こします。
そこで、「では、これからはどうしたいですか?」とお尋ねしたら「もちろん、看板を上げておきたいです」とのことでした。
ここで大切なのは、きちんとその選択をする、ということです。「私そうだったんですね~」で終わるのではなく、どうしたいかを宇宙に宣言するのです。
「では、その選択をサポートしてくれるエッセンスを選びましょうか」と提案すると、D様は同意し、そこで目を開けてエッセンスを選びました。
自分のからくりがわかり、自分本来の選択を宇宙に宣言しただけでもすごいことなのですが、ここで終わっては、プロセスは不完全です。セッションで得たものを日常で実際に応用、行動していくことが大事です。それができて初めてハイヤーセルフに一致した生き方ができている、と言えるでしょう。ですが、時として、人は自分の慣れ親しんだ行動や習慣に引っ張られることがあります。それをセッションで見つけた本当の自分の選択に変えていくのをサポートするのがエッセンスです。
D様のその後

この時の発見だけでも大きな変化をもたらしたのですが、D様はそれ以後も定期的にセッションを受けられました。1つが変化すると「ここも?あら、ここも?」と本当の自分ではなかったところが新しい視点で見えてきます。
また、最初は「これが改善されたら良い」と思っていても、それが改善されると「本当はさらに自分らしくなることができるのだ」と感じて継続される方も多いです。
D様もその一人で、月に1度の頻度でセッションを継続され、半年ほど経ったときに「回数を重ねないと起きない変化もありますね」と言われていました。本当にその通りなのです。回数を重ねるからこそ見えてくるものがあるのです。
その後のセッションでもたくさんの発見をして、彼女は今では文化教室の講師をされています。以前は「自分は他の人と一緒にいるのがあまり好きではない」と言っていたのに、彼女の人生は大きく変わりました。
まとめ

実は、不快感というのは自分の内側から来るメッセージなのです。「本来のあなた(つまりハイヤーセルフ)からずれていますよ」というお知らせなのです。ですので、それが来た時に、周りの状況を分析したり、外の世界をコントロールしようとしても、本当の解決にならないのです。そのメッセージを紐解き、内面を見つめることによってのみ、本来の自分に戻ることができます。
そして、そのメッセージが受け取れずに本来の自分に戻らない場合、今度は別の形でメッセージがやってきます。つまり、私たちがメッセージを受け取りそこなっても、何度でも伝えてくれるのです。
ということは、この、内から来る不快感というメッセージは、とてもありがたいものだとも言えるでしょう。
そのメッセージを受け取り、自分に反映させたときに人生が大きく変化していきます。
この記事を書いた人

かなこ。認定プラクティショナー(アラスカン、インディゴ)。イーマ・サウンドセラピスト。2001年BBSH卒業生。元薬剤師。フラワーエッセンス個人セッション、イーマ・サウンドセラピーをおこなっている。>>フラワーエッセンス個人セッション(対面とオンライン)について見る