セッションの効果【まかせるしかない】
イーマ・サウンドセラピー フラワーエッセンス 目覚めについて
こんにちは、かなこです。
以前「イーマ・サウンドセラピーの効果【まかせるしかない】」で、クライアント様もセラピストも、誰も結果をコントロールすることはできない、ということを書きました。体はそれ自体が知性を持っていて結果はそれに従うため、私たちはそれに介入できない、という意味です。
それは主に体のことだったのですが、今回は体以外について書こうと思います。
思い通りの結果が出るわけではない

フラワーエッセンスでもイーマ・サウンドセラピーでも、セッションを受ける時は何か目的があると思います。何かを成し遂げたい、人間関係を良くしたい、ラクな気持ちになってハッピーになりたい、などなど。
ですが、セッションの結果は、そんなふうに期待したとおりではないことがあります。それどころか、反対の結果になることさえあります。
「どういう意味?」「それなら、セッションを受ける意味って何?」と思うかもしれませんね。
それをお話ししていきましょう。
セッションの結果が必ずしも思い通りにならない理由

セッションの結果が思い通りにならないのは、結果が最終的にはその人のハイヤーセルフに沿ったものになるからです。
ここでハイヤーセルフについて簡単に説明しましょう。
私たちは自分で認識できる自分だけではありません。もっと叡智を持った部分が存在します。その部分は、私たちが意識できるよりもっと高い視点で物事を観ています。それがハイヤーセルフで、これは全ての人が持っているものです。
そして、その人の自我が望んでいる結果とハイヤーセルフの意図が違うということが、時に起こります。ここで言う「自我」とは、人格の部分というか、自分で意識できている考えの部分というか、そのようなものだと考えて下さい。
例えば、人間関係でちょっとしたつまずきや悩みを感じた時に、自分は他の人とうまくやりたいと思って、人間関係が上手くいくように願ってセッションを受ける。ですが、ハイヤーセルフの方は「もっと自分にふさわしい人間関係を築いていくことが必要。今の人間関係は、もはや自分にとって成長の機会がないものである」と認識しているとします。
そして、セッションによってその人にハイヤーセルフの光がもたらされると、その人間関係を終わらせる、という方向へ向かうでしょう。すると「人間関係を円滑にしたかったのに、逆に縁が切れてしまった」ということになります。
または、人間関係で何かトラブルが起きて、その悩みを解決するためにセッションを受けたとします。その結果、周りで起きているトラブルは全く解決されないけど、それに振り回されない自分になった、ということが起きたとします。そういう場合も、トラブル自体は解決していないので、期待していた結果とは少し違う、ということになります。
ですが実は、これらは最善の結果なのです。
なぜなら、人間関係をうまくいかせたいと願うのは、「こうあるべき」という思い込みや今までの常識から来る考え方であったりするのです。つまり本来の自分の内側から出たものではなく、外から後付けされた考え方や一般的に良いとされている慣習だったりします。小さい頃から「みんなと仲良くね」とか、そういった類のことを大人に言われて、思い込んでしまったものかもしれないということです。(様々なケースがあるので、必ずしもこれだけではないのですが。)
本当の自分になる、とはそこから抜け出てハイヤーセルフに従って生きることです。ハイヤーセルフはもっと高い視点で、その人が成長できるようプログラムを組んでいるのです。
それは、自分に嘘が付けなくなる、ということでもあります。
セッションを受ける意味

ということで、「自分が期待した通りにならないのなら、なぜセッションを受けるのか?」の答えは、「ハイヤーセルフに一致して生きるため」ということになります。一番大切なのは、そこです。
先ほど、外の世界で起きていることは何も解決されていないのに、それに振り回されなくなったという例を書きました。それは、より高い視点に立つことができるようになったため起きたことです。それは、自分の視点がシフトしたということであり、ハイヤーセルフの視点を取り戻したということでもあります。
こんなふうにハイヤーセルフの視点を取り戻すこと、ハイヤーセルフに沿った生き方ができるようになることがセッションの目的です。
そして実は、自分が期待することとハイヤーセルフがもたらす結果が違うということは、まさにその部分がハイヤーセルフに一致していないということでもあります。
もしも、自分が思い描いた通りの結果でないと気が済まないということがあったとしたら、それはある意味、「結果に執着する」ということになっているのかもしれません。
結果が受け入れがたい場合

それでもやはり、ハイヤーセルフがもたらす結果が受け入れがたい場合もあります。
ハイヤーセルフが決めた道を、自我が「まだ準備できていない」と感じる時にそれが起こります。
例えば、パートナーとの関係を解消する時。心のどこかでわかっていても、現実にそうなるのは耐えられないと感じることがあるでしょう。
あるいは、トラウマの癒しに取り組んでいる時、ヒーリングのエネルギーに抵抗したくなる時があるかもしれません。トラウマを癒すということは、それを持っている自分を認める、向き合う、ということだからです。ときにそれが耐えられないことだと感じ、「準備ができていない」と感じて、プロセスを受け入れられないこともあるでしょう。
または、自我がどうしても思い通りの結果を求める時。こういう時もハイヤーセルフがもたらした結果に身をゆだねるのが難しくなることがあります。

ですが、そういった場合でも、自分がハイヤーセルフの導きに沿って生きることを決めれば、そしてそれに身をゆだねることができれば、そこからプロセスがスタートし、たくさんのことが体験でき、たくさんのことを学ぶことができるでしょう。
私はそんな方々をたくさん見させていただき、そんな時にはいつもその人の中にハイヤーセルフの光を見させていただきます。そして、私自身がとてもありがたい気持ちになります。