ヒーリングを受けること・与えること【自由意志について】

目覚めについて

こんにちは、かなこです。

先日『光の手』ワークショップをおこない、そこで「誰かにエネルギーを送ること」についての話題が出たので、今回はそれについて書いてみようと思います。

誰かにエネルギーを送る

例えば、身近な誰かや知り合いが病気だとして、自分がその人にエネルギーを送りたいと思ったとします。その人に早く良くなってもらいたいという純粋な気持ち、それ自体はとても素晴らしいものです。

そんな時に、祈りという形で愛や光を送ることは素晴らしい行為だと思います。祈りのちからは大きく、それは以前の記事「祈りのちから」でも書きました。

では、ヒーリングしよう、治そうという意図を持ってエネルギーを送るのはどうでしょう?

もしも相手の承諾を得ずにおこなった場合、それは健全なことではありません

人は皆、自由意志をもっています。ヒーリングを受ける・受けないは、その本人が決めることなのです。承諾なしにヒーリングすることは、その本人の自由意志を置き去りにした行為でもあるのです。

病気の意味

「自由意志とは言っても、誰だって治りたいはず。それを手助けして、どこが悪いのだろう?」と思うかもしれません。

これについて説明していきましょう。以下は私が作ったストーリーです。

若い頃から家族の面倒をみていたヤングケアラーがいました。その人は家族の面倒ばかり見ていて、それが当たり前になっていました。大人になっても、歳を重ねてもずっと、自分の周りの人の面倒をみることが当たり前になっていました。その人は、他の人に助けを求めること、他の人に面倒を見てもらうことがどういうことかの体験が足りないままに人生が過ぎていきました。実は、その人は前世でも「人の助けを求めることができない」というパターンを持っていました。そこで、その人の魂は考えたのです。どうやったらその人が助けを求める・面倒を見てもらう、という体験ができるのだろう、と。前世から繰り返し使っているパターンを、どうやったら打ち破ることができるのだろう、と。そして魂は決定したのです。「自分を病気にしよう。そうすればそれらが体験できるかもしれない」と。

この人に対して、本人の承諾なしに病気が治るようにエネルギーを送ることは、本当にその人の助けになっているのでしょうか?

私はなっていないと思います。

その魂の本当の目的は病気を治すことではないからです。

「自分は今まで他の人に助けを求めることができていなかったんだ」「自分も他の人から面倒を見てもらってもいいんだ。自分にはそれをされる価値があるんだ」と、こういったことに気づいて、自分のパターンを手放し、人生の体験がより拡がることが、魂の目的です。

そして、本人がその探求をしようと自分で決めて、誰かにそれを手伝ってもらおうと思った時に、ヒーラーは初めてそれを手伝えるのです。

上のストーリーの人が、ヒーリングを受ける意思表示であったり、どこかのヒーラーへセッションの申し込みをするなどの「助けを求める」行動をしたとしたら、それだけでも自分のパターンを打ち破ったことになりますね。

魂は、それがなされるのを待っているのです。

治りたくない人がいるのか?

「でも、誰だって病気を治して人生を拡げたいはず」と思うかもしれません。

ですが、全ての人がそれを選択するわけではないのです。

実は、自分のパターンを壊すことは恐怖が伴います。

上のストーリーの人は、今までの体験から「人の面倒を見るのが自分だ」と思っています。逆に言えば、「人の面倒を見なくなったら自分ではなくなる」という無意識の恐怖があったりします。または、面倒をみることで相手に喜ばれることが多く、そこに自分の価値を感じていた場合、「人の面倒をみなければ自分の価値はなくなる」という恐怖を持っていることもあります。

ちょっとここで補足しますと、相手に喜んでもらえると嬉しくなるのは自然な反応ですし、他の人の面倒をみること自体は健全です。問題なのは、「与える」と「受け取る」のバランスが取れていないことです。人生は与えるばかりでも、受け取るばかりでも、健全ではないのです。

話しは戻りまして、今まで「与える」を多くしていた人が「受け取る」を増やそうとした時には、今まで意識していなかったことを意識し、意図して生き方を変えることが必要になります。

それはエネルギーと時間を必要とし、時に恐怖を伴うことなのです。その人がそれをするか、それともそのままでいるかは本人が決めることなのです。そして、そのままでいることを決めたからといって、それは悪い事ではありません。ただ、それを選択した、それだけなのです。

ヒーラーとは、本人が自分を変えたいと決めた時にそれを手伝う人なのです。

ヒーリングのエネルギーに抵抗するケース

私の友人のヒーラーが体験したケースです。クライアントはおばあちゃんで、主には家族から依頼され、本人も一応ヒーリングを受けることは承諾していました。

それが、ヒーリングしたものの、まったくエネルギーを受け取ってくれなかったそうです。ヒーリング中にそれを感じたそうです。

友人は「全くエネルギーを受け取ってくれなかったのよ。だから、ヒーリング代を返金したの」と言っていました。

こういったこともあるのです。

世の中にある色々な考え方

これまで書いた考え方は私の考え方であり、バーバラ・ブレナン・スクール・オブ・ヒーリング(BBSH)の考え方でもあります。

ですが、世の中には色々な考え方があるのも事実です。

私は昔からスピリチュアルに興味があったので、色々なワークショップや講座に参加してきましたが、「相手のハイヤーセルフにヒーリングしていいか聞いて、答えがイエスだったらエネルギーを送ってよい」と先生が教えていた講座がありました。これは、「本人に直接聞かなくても、その人のハイヤーセルフに遠隔で聞いてイエスだったら」という意味です。

良い先生だったのですが、そこだけは私は賛成できませんでした。

それが、例えば、本人が意識不明で、その家族から依頼された場合などの特殊なケースは、それでもいいでしょう。

ここで取り上げているのは、まったくそういうのではなく、通常のケースです。

まず、1つ目の問題として、相手のハイヤーセルフに聞いた答え。それは本当に正しく受け取れたものでしょうか?エネルギーレベルのことは自分の願望が入り込むことがあります。つまり、自分が「この人をヒーリングしたい」と思っていれば、その願望をかなえるような回答になったりします。

そして、2つ目の問題は、なぜ本人に面と向かって「あなたをヒーリングしていいですか?」と聞かないのでしょうか?本人が意識不明でない限り、本人に聞けるはずです。

もちろん、「自由意志」の考え方を知らずに、本当に善意でおこなっている場合もあると思います。

ですが、このことを知ってもなお、本人の承諾なしにヒーリングをしたくなる場合は、「なぜ黙ってエネルギーを送ろうとするのだろう?自分の何がそれをしようとするのだろう?」と自分自身に問いかけて、探求していく必要があるでしょう。

BBSHはそういうことを教えてくれて、それを探求するヒーリング学校です。

受け取る人はどう感じているだろう

これまでエネルギーを送る人について書きました。では、受け取る人の気持ちはどうでしょうか?

人は様々なので、知らないうちにエネルギーを送られるのが嬉しい人もいるかもしれません。

でも全員ではないのです。自分が選んだ人だけにそうして欲しい人も多数存在します。

私自身も、自分の体の調子が悪かったり、病気を患ってしまったときには、自分が選んだ人にサポートをもらいたいと思うほうです。

宇宙の法則

依頼があって初めて与える、というのは宇宙の法則でもあります。

地球人より高次の存在がいたとして、その高次の存在は地球の様々な問題を解決する手段を持っています。

ですが、彼らがやってきて勝手に問題を解決したり、地球を修復するようなことはしません。それは「介入」になるからです。どんなに高次の存在でも相手の自由意志を置き去りにして何かを与えるということはできず、私たち地球人が依頼して初めて、それをインスピレーションという形で授けてくれるのです。

こんなふうに自由意思を尊重するというのは、宇宙の法則でもあるのです。

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