フラワーエッセンスとエッセンシャルオイル(精油)の違い
こんにちは、フラワーエッセンスで心の旅をするお手伝いをしているかなこです。
フラワーエッセンスはしばしばエッセンシャルオイルと間違われ、香りがあるものだと思われていることがあります。
今回の記事を読むと、それらがそれぞれどんなものであるか、またその違いについて理解できるでしょう。
まずは一般的に、よりなじみのあるエッセンシャルオイルの方から説明しましょう。
エッセンシャルオイル(精油)とは
エッセンシャルオイルとは「精油」とも呼ばれ、植物の花、葉、果実などから抽出された香りの成分で、100%天然のものを指します。
わかりやすい例が、ミカンの皮です。

表面にプツプツがあって、皮を破ったり、皮を2つ折りにしてぎゅっとつまんだら、プツプツから黄色い汁が出てきてミカンの良い香りがしますね。あれがエッセンシャルオイルです。
ペパーミントの葉っぱや薔薇の花びらなどにも、香りの成分が含まれています。それらは植物を眺めても肉眼で見ることはできませんが、取り出すことができ、それぞれ「ペパーミント」「ローズ」のエッセンシャルオイルになります。
私のYou Tubeでラベンダーの精油を抽出した動画があるので、良かったらそれも参考にしていただけたらと思います。
動画からもわかるように、エッセンシャルオイル(精油)は物質として植物から取り出すことができます。
フラワーエッセンスとは
フラワーエッセンスとはお花のエネルギーを水に転写したものです。「水に転写」とはどういう意味だろうと思われるかもしれませんね。
作り方を紹介しましょう。
これは「太陽法」と呼ばれる方法です。
①晴れた日の午前中にボウルに水を入れて、水面いっぱいにお花を摘んで、浮かべます。
②数時間、太陽の光に当てます。
③ボウルの内側の水の中に、小さな空気の泡が出て来たら(下の写真参照)出来上がりです。

わかりやすくするために手順だけをシンプルに書きましたが、この時、お花のデーヴァ(精霊)との共同創造co-createがおこなわれます。その他にも太陽の光、水、土地のエネルギー、風や空間のエネルギーなどの四大元素もかかわってきます。
また、ここで紹介したのは一般的な作り方で、この他にもさまざまな手順を用いてフラワーエッセンスは作られます。
世界には数千種類ものエッセンスのブランドがあり、その中には、「お花を摘まないで作る」、「太陽でなく月光を当てる」などの手順で作られるものもあります。
ここで本を1冊紹介しましょう。
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この本ではたくさんのエッセンスのブランドについて紹介されていて、植物を傷つけないクリスタルメソッドで作っているコルテのエッセンスや、お花が作り方を教えてくれたというヒマラヤンのエッセンスのことなども紹介されています。
色んなブランドのエッセンスについて載っていて、創始者の方のポリシーや世界観が語られていて、とても興味深い1冊です。
フラワーエッセンスとエッセンシャルオイルの違い
これまでの説明でもわかるように、一番の違いは、エッセンシャルオイル(精油)が物質レベルのものであるのに対して、フラワーエッセンスとはエネルギーであり、物質は何も入っていないということです。
ですので、香りはありません。
もしも市販のフラワーエッセンスをボトルから取り出して、匂いを嗅いで何か香りを感じるとしたら、それは保存料として入れてあるアルコールの香りだと思われます。
フラワーエッセンスとエッセンシャルオイルの違いを説明した動画もありますので、良かったら見てみて下さい。動画のほうがわかりやすいかもしれません。(注意:動画では千日紅を使って作り方を再現しただけで、実際にフラワーエッセンスを作ったわけではありません)
効果の違いをもう少し説明しましょう。
エッセンシャルオイルはどちらかというと肉体や感情に働きかけを感じることが多いです。物質であるがゆえに、働きかけも物質のレベルらしいものです。
例えば、エッセンシャルオイルの効果としては「お肌の収れん作用」「血行促進」「殺菌効果」「リフレッシュ効果」「気分を穏やかに」「緊張を緩和」などなどがあります。
「肉体」や「気分」など普段意識されている領域への働きかけですね。
一方、ラワーエッセンスは、肉体に働きかけられる感覚はあまりないでしょう。どちらかといえば、感情やスピリチュアルレベルに働きかけます。本質はエネルギーなので、やはりエネルギーらしい働きかけ方です。
例えば「グラウンディングを促す」「バウンダリーを強める」「センタリング」「トラウマ解消」などです。
このように、働きかける領域が違います。
まとめ
ということで、以上をごく簡単にまとめるとこうなります。
- エッセンシャルオイル(精油)は植物から取り出した香りの物質
- フラワーエッセンスの本質は非物質で、エネルギー
- その本質が物質かエネルギーかの違いから、働きかける領域が違う
エッセンシャルオイルとフラワーエッセンス。これらが補い合えば、とても効果的に使うことができるでしょう。
この記事を書いた人

かなこ。2001年BBSH卒業生。フラワーエッセンスプラクティショナー。薬剤師。フラワーエッセンスの講座、個人セッション、BBSHワークショップなどをおこなっている。>>フラワーエッセンス個人セッションについて見る